【なぜ?】むくみの原因9選!足や顔のパンパンがひどい理由を徹底解説

【なぜ?】むくみの原因9選!足や顔のパンパンがひどい理由を徹底解説
  • どうしてお酒を飲んだ翌日は顔がむくむの?
  • 立ち仕事で足の甲がパンパン…
  • 冷えとむくみが悩み…

むくみには数々の原因があります。日常の何気ない習慣がむくみにつながっている可能性も。この記事ではむくみの原因と対策を解説します。記事を読めばむくみの原因を理解でき、予防や解消する方法が分かります

むくみの原因は塩分の摂りすぎや運動不足です。解消するには体を動かしたり温めたりして、めぐりを良くするのがおすすめ。日々の食事などにも気を配りましょう。

むくみの原因9選

むくみの原因は主に以下の9つです。自分の生活を振り返りながらチェックしましょう。

  • 塩分の摂りすぎ
  • アルコールの飲み過ぎ
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 冷え
  • 女性ホルモンの影響
  • 妊娠
  • 病気

塩分の摂りすぎ

塩分の摂りすぎはむくみにつながります。体の中の塩分濃度が濃くなると、濃度を薄めるために水分を溜め込もうと働くからです。濃い味が好きな人や外食が多い人は要注意です。以下の食べ物は塩分が高いため、食べるのを控えましょう。

  • インスタントラーメン
  • 漬物
  • 辛子明太子
  • 干物

外食やコンビニ食は、しっかりとした味付けのため塩分が高めです。できるだけ避けるほうが賢明です。
» 塩分を控える

アルコールの飲み過ぎ

アルコールの飲み過ぎはむくみの原因になります。アルコール濃度が高くなると、血管が膨張して水分の処理が間に合わなくなるからです。

アルコールと一緒に食べるおつまみにも、むくみの原因がかくれています。おつまみはお酒がすすむように味付けの濃いものが多いです。味が濃い食べ物は塩分を多く含むため体に水分をためこみやすくなり、むくみにつながります。
» アルコールを飲みすぎない

運動不足

運動不足はむくみの原因になります。体を動かさないとめぐりが悪くなるからです。水分や老廃物が排泄されずらくなることで、むくみにつながります。

ふくらはぎには、筋肉を動かすことで滞っている足の血液を心臓へ押し戻すことを助けるはたらきがあります。第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎを、積極的に動かすことが重要です。

長時間同じ姿勢でいる

長時間座っていたり、立ちっぱなしだったりすると下半身がむくみやすくなります。めぐりが悪くなる上、重力に従って体の水分が足やお尻、太ももより下の部位にたまりやすくなるからです。最低でも1時間に1回は、立ったり足踏みしたりして足の筋肉を動かすことが必要です。
» 適度に体を動かす

睡眠不足

睡眠不足はむくみに影響します。睡眠時間が少なかったり睡眠の質が悪かったりすると、水分や老廃物がうまく排出されにくくなるからです。睡眠不足が続くと心や体の疲労感が溜まり、めぐりを悪くする可能性が高いです。

寝起きの手のむくみの原因

寝起きに手がむくむ原因は、生活習慣やホルモンの乱れ、寝ているときに圧迫していたなどが考えられます。

むくみが長く続いたり、手のこわばりなど他の症状があったりする場合は病気の可能性もあります。医療機関へ受診することがおすすめです。

ストレス

ストレスがむくみに関係することもあります。ストレスは自律神経を乱し、めぐりを悪くするからです。ストレスがかかると放出されるストレスホルモンの影響で、むくみが出やすくなるとも考えられています。

冷え

体の冷えはむくみにつながります。体が冷えると、めぐりが悪くなるからです。水分や老廃物が滞りがちになり、むくみが出やすくなります。体が冷えると、筋肉が動きづらくなります。めぐりをサポートする力が弱くなるため、むくみにつながりやすいです。
» 体を冷やさない

女性ホルモンの影響

女性ホルモンの影響でむくみが発生することもあります。黄体ホルモン(女性ホルモン)の分泌が盛んになる月経前は、体が水分を溜め込もうとするからです。女性ホルモンの影響なのでコントロールは難しいのが現状。食事に気を付けたりストレッチをしたりして、むくみ対策を実践してみましょう。
» むくみ予防法

妊娠

女性は妊娠すると体がむくみやすくなります。赤ちゃんを守るために、ホルモン分泌が変化したり血液量が増えたりするからです。お腹が大きくなってくると血管が圧迫されるため、足がむくみやすくなります。食事の塩分量を調節したり、寝るときに足元を少し高くしたりしてむくみ対策をしましょう。

病気

むくみが続く場合は病気の可能性があります。むくむこと自体は誰にでも起こりうるものです。しかしむくみが数日経っても改善せずに長期間続く場合は、病気のサインかもしれません。むくみ以外にも以下のような症状が出ている場合は、早めに病院を受診してください。

  • 息切れする
  • 体がだるい
  • 体重が増える
  • むくんでいる部分が腫れて痛みを伴う
  • 急に足がむくみはじめた

高齢者は活動量が減ることで筋力も低下するため、むくみが発生しやすいです。体の機能も低下する傾向にあり、病気を発症していることも考えられます。高齢者は自分で気づけない場合もあるので、家族や周りにいる人が気にかけてあげましょう。

むくみとは皮膚の下に水分が溜まった状態

むくみとは血液中の水分が血管外へしみ出し、皮膚の下に溜まった状態のことです。通常痛みはなく、皮膚の色の変化もありません

むくみのタイプ

むくみは原因によって2つのタイプに分けられます。

  • 一過性のむくみ
  • 慢性のむくみ

一過性のむくみ

一過性のむくみとは一時的にむくむだけで、しばらくすると改善するむくみ。一過性のむくみは、生活習慣や食生活が原因で起こることが多いです。

慢性のむくみ

慢性のむくみとは、改善せずに数日間ずっと続くむくみのことです。慢性のむくみは病気の可能性があるため、病院を受診してください。
» むくみをチェックする方法を症状別に解説

むくみを解消する方法

むくみを解消する方法を3つ紹介します。ただし即効性を期待するには難しいケースも多いため、余裕を持って実践することをおすすめします。

  • 顔のむくみ解消法
  • 手・足のむくみ解消法
  • カリウムを多く含む食品を摂取する

顔のむくみ解消法

顔のむくみを解消するためには、以下3つの方法があります。

  • ホットタオルで温める
  • フェイスマッサージをする
  • フェイスエクササイズをする

ホットタオルで温める

顔のむくみを解消するには、ホットタオルで温めるのが効果的です。ホットタオルと冷たいタオルを交互に顔へ当てることで、顔全体のめぐりを良くする方法もあります。どちらもむくみ改善に役立つと言われている方法です。

ホットタオルは自宅にあるフェイスタオルで簡単に作れます。以下の手順です。

  1. タオルを水で濡らし、固く絞る
  2. 電子レンジで約30秒~1分温める(500W)
  3. 手で触れられるくらいにまで冷ます

※タオルを顔に乗せる際は、火傷に十分注意してください

フェイスマッサージをする

フェイスマッサージもむくみ解消には効果的です。マッサージをすることでめぐりが良くなるからです。マッサージをするときはクリームやオイルを通常より多めに付けて、肌への摩擦が強くならないように注意してください。マッサージするというより、肌をさするイメージです。

フェイスマッサージ方法には色々なやり方があります。資生堂のホームページでは以下のフェイスマッサージが紹介されていました。

  1. 頬を持ち上げるように円を描く
  2. 口角を引き上げる
  3. 小鼻のワキを引き上げる
  4. 額は内側から外側へ円を描く
  5. 目の周りも円を描く

それぞれ2~4回程度繰り返す

フェイスエクササイズをする

マッサージと一緒にフェイスエクササイズも実行するのがおすすめ。顔の筋肉を動かすのでめぐりが良くなる上に、表情筋を鍛えられます。

【ふくらまし】ほおを大きくパンパンにふくらませ10秒間キープ
【へこませ】口の中にほおを強く吸い込み10秒間キープ
【笑顔】口角を強く横に引いて、10秒間キープ
【右ほおのばし】唇を左に引き、右のほおを強くのばし10秒間キープ
【左ほおのばし】唇を右に引き、左のほおを強くのばし10秒間キープ
【笑顔】口角を強く横に引いて、10秒間キープ
【首のばし①】口を閉じて顔を上に向け、首をゆっくりのばし10秒間キープ
【首のばし②】顔を上に向けたまま唇をすぼめて上に突き出し10秒間キープ
【笑顔】口角を強く横に引いて、10秒間キープ

watashi+

手・足のむくみ解消法

手・足のむくみ解消には以下の方法があります。できることから実践しましょう。

  • 湯船に浸かる
  • 手のマッサージ・ストレッチ
  • 足のマッサージ・ストレッチ

湯船に浸かる

手・足のむくみ解消には、湯船に浸かるのもおすすめ。体があたたまることでめぐりが良くなり、発汗することで体の余分な水分排泄を促すことが期待できるからです。お湯の水圧がマッサージ効果をもたらし、むくみ解消を助けます。38~40℃程度のぬるめのお湯に約10分間浸かりましょう。

入浴する時間がとれない場合は、足湯だけでもOK。やや深めのバケツなどに、くるぶしまで浸かるくらいのお湯をためましょう。やや高めの40~42℃くらいのお湯に、約10~15分間足をつけるのがおすすめ。全身があたたまりめぐりが良くなることで、むくみ解消につながりやすくなります。
» ツムラ(外部サイト)

手のマッサージ・ストレッチ

手のむくみには、マッサージやストレッチが効果的。めぐりが良くなるため、むくみ解消が期待できます。以下の動画が分かりやすいので参考にしてください。

  

足のマッサージ・ストレッチ

足のむくみ解消には、マッサージやストレッチがおすすめ。めぐりを促すため、むくみが緩和される可能性があります。以下を参考にしてください。

  1. 足の指と手の指を組んで回す、逆にも回す(左右10回ずつ)
  2. 足の指全体を手でつかみ、足の甲を伸ばす(左右20秒ずつ)
  3. 足を両手でつかみ、左右に揺らす(左右20秒ずつ)
  4. ふくらはぎを両手で揉みほぐす(左右20秒ずつ)
  5. 座った状態で両手で両足先をつかみ、膝の裏とふくらはぎを伸ばす(20秒)

かかとを上げ下げしたり、かかととつま先を交互に上げたりすることでもストレッチはできます。足首を回したり膝の屈伸運動をしたりなど、積極的に足をストレッチしましょう。

カリウムを多く含む食品を摂取する

カリウムを多く含む食品を摂取すると、むくみ解消につながる可能性があります。カリウムには、余分なナトリウムを体の外に排泄するのを助けるはたらきがあるからです。

日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、カリウムの1日摂取目安量は成人男性で2,500mg、成人女性で2,000mg。カリウムは野菜や芋類、豆類などに豊富に含まれます。積極的に摂取しましょう。
» むくみ対策できる食べ物

ただし病気で病院にかかっていたり内服治療を受けている人は、カリウムを多く摂取してはいけない場合もあります。主治医に確認することが大事です。
» むくみ解消法!予防に効果的な対策

むくみの予防法

むくみを予防する方法には以下6つの方法があります。体がむくむ前に、防ぎましょう。

  • 塩分を控える
  • アルコールを飲みすぎない
  • 適度に体を動かす
  • 体を締め付ける服や靴を着用しない
  • 体を冷やさない
  • サプリを利用する

塩分を控える

むくみの大きな原因の一つは塩分の摂りすぎです。塩分の摂取量を意識した食生活を送ることが大切。日本人の食事摂取基準(2020年版)によるとナトリウム(食塩相当量)の1日の目標量は成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満※です。日本人は塩分を多く摂っている傾向にあります。

しかし自分がどれくらい塩分を摂取しているか把握するのは難しいです。一般的な食べ物に含まれる塩分量を以下に紹介するので、参考にしてください。

  • ラーメン・うどんなど1杯:約6.0g
  • オムライス:約3.8g
  • 牛丼(並盛):約2.7g
  • ハンバーグ:約2.4g
  • 梅干し(1個):約2.0g
  • 鶏からあげ(4個):約1.2g
  • ソーセージ(1本):約0.4g

しょうゆやドレッシングなどの調味料に含まれる塩分も高めです。塩分を控えるためには、減塩のものを利用する方法もあります。

塩分を控えるコツは以下の3つです。できるところから実践しましょう。

  • ラーメンや味噌汁の汁は飲まずに残す
  • しょうゆや塩の代わりに、レモンや酢を利用する
  • 出汁をきかせて旨味をアップ

» 減塩について(外部サイト)

※高血圧および慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量は、男女とも6.0未満(g/日)

アルコールを飲みすぎない

むくみを防ぎたいなら、アルコールを飲みすぎないことが重要です。アルコールをたくさん飲んだ次の日、顔がパンパンにむくんだ経験がある人も多いはず。ただし人によってむくみが出る程度が異なるため、1杯飲んだだけでもむくむケースもあります。

翌日に商談やプレゼン、写真撮影など大事な用事が控えている人は、前日のアルコールを避けましょう。

適度に体を動かす

むくみ防止のため、適度に体を動かしましょう。体を動かすことでめぐりが良くなるため、むくみを防げる可能性があります。足のむくみを防ぐためには、足を動かす運動がおすすめ。ウォーキングやランニング、階段を登り降りするなど足を積極的に動かしましょう。

運動が苦手な人は近所を散歩するだけでもOK。散歩をするとめぐりが良くなり、気分転換やリラックス効果も期待できます。

体を締め付ける服や靴を着用しない

むくみ防止のためには、体を締め付けないことが大切。体を締め付けるとめぐりが悪くなるからです。きついブラジャーやガードル、ウエストが小さいボトムスなどは体を締め付ける原因になります。窮屈なハイヒールやサイズの合っていない靴などは、足のむくみを加速させる恐れがあります。

体にやさしくフィットした洋服、足が楽な靴などを選んで身につけましょう。体を締め付けないことで、めぐりの悪化を防げる可能性が高いです。

体を冷やさない

むくみを防ぐため、体を冷やさないように気をつけましょう。以下のような対策がおすすめです。

  • 入浴時は湯船に浸かる
  • 夏の冷房対策に、カーディガンやストールを持参する
  • 適度に運動し、筋肉量を増やす
  • 起床時に白湯を飲む

体をあたためる食べ物を摂るのも効果的です。以下のような食材を毎日の食生活に取り入れましょう。

  • 玄米・そば・全粒粉パンなど
  • 魚・肉類
  • 玉ねぎ・かぼちゃ・しょうが・にんにく・ニラなど
  • 味噌・納豆・キムチ・チーズなど
  • 紅茶・プーアル茶

冷たい飲み物は体を内側から冷やします。冷えることで胃腸のはたらきも低下します。夏でもあたたかい飲み物や食べ物を摂取して、体を冷やさないよう意識しましょう。

着圧ストッキング・ソックスでスッキリ感!

着圧ストッキングや着圧ソックスを履くと、体の冷え防止になります。足のスッキリ感も体感できるのでおすすめです。

サプリを利用する

むくみが気になる場合は、サプリを利用するのも一つの方法です。ただしサプリは不足しがちな栄養素を補給するもの。サプリを飲んでも、直接むくみを改善できるものではありません。塩分を控えたり適度な運動をしたりなどのむくみ予防法を実行した上で、サポート的にサプリを利用するのがおすすめです。

むくみ対策ができる食べ物

むくみ対策ができる食べ物を紹介します。塩分の摂りすぎによるむくみには、カリウムの摂取がおすすめ。1日摂取目安量※を参考に、日々の食生活へ上手に取り入れましょう。(可食部100g中のカリウム量)

日本人の食事摂取基準(2020年版)によるカリウムの1日摂取目安量は、成人男性で2,500mg、成人女性で2,000mg

  • 野菜
  • 芋類
  • 果物
  • 豆類

野菜

カリウムを豊富に含む野菜を以下に紹介します。カリウムは水に溶け出す性質があるため、生で食べるのがおすすめ。加熱する場合は電子レンジを利用すると、効率的にカリウムを摂取できます。

  • えだまめ(ゆで):490mg
  • ほうれんそう(ゆで):490mg
  • 日本かぼちゃ(ゆで):480mg
  • ブロッコリー(ゆで):210mg
  • きゅうり(生):200mg

芋類

カリウムを多く含む芋類は以下の通りです。芋類は糖質や食物繊維を豊富に含む食品です。ビタミンやポリフェノールも含まれています。

  • 長芋(生):590mg
  • 里芋(水煮):560mg
  • さつまいも(焼き):560mg
  • じゃがいも(蒸し):420mg

果物

カリウムを多く含む果物は以下の通り。果物にはビタミン・ミネラル、食物繊維も豊富に含まれています

  • バナナ:360mg
  • キウイフルーツ:300mg
  • ぶどう 皮付き:220mg
  • オレンジ:180mg
  • いちじく:170mg

豆類

カリウムを多く含む豆類は以下の通りです。豆類は糖質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などをバランス良く含む食品です。

  • 納豆(挽きわり):700mg
  • 大豆(ゆで):530mg
  • あずき(ゆで):430mg

※文部科学省「食品成分データベース」にて検索した結果を表示

むくみの原因に合わせて対処しよう

むくみの原因は主に以下の9つあります。原因を理解して、適切な対処法でむくみ改善を目指しましょう。

  • 塩分の摂りすぎ
  • アルコールの飲み過ぎ
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 冷え
  • 女性ホルモンの影響
  • 妊娠
  • 病気

食生活が乱れている人は、サプリメントの利用も検討してみてください。サプリメントを利用すれば、不足しがちな栄養を手軽に補給できます。お得な価格でお試しできるサプリメントもたくさんあるので、まずはチェックしてみてください。