愛成クリニックは昭和47年に創設されました。その当時大阪府内で、人間ドック専門の施設は数えられる程しかなく、その為人間ドックの専門機関としては古い歴史を誇っております。同時に内科系の外来部門を併設しており、地域医療の向上のために職員一同鋭意努力してまいりました。
愛成クリニックは、平成13年7月1日より、医療法人愛成会 愛成クリニックとして再スタートすることになりました。私は平成14年1月から副院長として着任しましたが、平成16年4月1日より、平川前院長のあとを継いで愛成クリニック院長に就任しました。なお、平川前院長は名誉院長として引き続き愛成クリニックの診療に従事していますので、外来診療の面では従来と変りはありません。
健康で長生きする。これは万人が望むところであります。日本人の3大死因であるガン、心臓病、脳卒中にならなければ、日本人はさらに健康で長生きできるといわれております。これらの疾患は、阪神大震災のごとく、突然われわれに襲い掛かって命を脅かします。しかし、現れるのは突然であっても、それよりはるか以前からその兆しは見えているのです。人間ドックで検査することによって、その兆しを兆しのうちに発見して病気を防ぐ。これは漢方医学でいう「未病を治す」という精神に通じます。検査を受けて異常所見を指摘されても、そのまま放置していたのではドックに入った意味がありません。愛成クリニックでは外来診療（健康保険扱い）を行っていますから、臨床経験豊かな医師によってあとのフォロー、治療も行うことができます。また、上級病院とのネットワークも充実しており、これが愛成クリニックの長所であると言えます。
愛成クリニックは長年に亘り人間ドックの経験を積み重ねてきました。この実績を生かして皆様の健康の維持に役立ちたいと考えております。